へなちょこ人間の独白

廉司という名前でtwitterを始めました。大学生のブログです。普段考えていることなどを書いています。

見えない君に何を求める

朝、風は凪いで気温一桁のひんやりした空気がゆっくり部屋に入ってくるのがわかる。正直なところ、早起きをするのは久しぶりで、というかいつも二度寝をしてただけなんだけど、橙に染まる朝日が目に新しい。今日は中学校の頃にはまっていた邦楽を聞きたくなるような、そんな気分である。

 

君は見えない。存在しているかどうかすら危うくなる。そんな人を好きになりがちなのは昔からだけど、やっぱりこういう恋はつらいものが大きい。会うことなんて言語道断、電話をすることさえもかなわなくて、文のやり取りですらいつ返信が返ってくるのかわからない始末だ。それでも無様に、その子を好きでいるのはなんでなんだろう。

 

その子が美人であることは言うまでもない。綺麗な心の持ち主であることも自明だ。それでも、仮に彼女が世の中で一番の女性であったとしても、こういう恋に何の価値があるんだろうか。僕はアイドルが好きな人の気がしれないけど、やっていることの根本としてはあまり変わらない気がする。あの子は自分にとって文字通り偶像である気がする。美しさの象徴というか、どうしても手に入れたいけど手に入らないものの象徴のような気がする。

 

そんな彼女に自分は何を求めているのだろうかと、昨日の夜ふと考え始めてしまった。例え僕が彼女を追いかけるうえでいいポジションに着けていたとしても、(あまりそうは思えないけど、)彼女と付き合えるとしたらそれは一年後の話だろう。今できることは本当にただただだらだらとLINEを続けることだけである。恥ずかしながらあの子が返信をするたびにかなり喜んでしまう自分がいるのも本当なんだけれども、きっとあの子にとってはこのLINEを続けることははた迷惑なことかもしれない。

 

自分はあの子が返信してくれるだけで、何か反応が得られるだけで、やっぱりその存在が確かだったと思えるだけで、満足なのだが、彼女はそうではないだろう。僕は彼女からたくさんもらっているけれど、僕は彼女に何も上げていないと思う。むしろ、僕の存在が彼女の人生のお邪魔になっていることさえ考えられる。まあ辛いけど現実はそんなところだろう。

 

オケの練習が始まれば懇意にしてくれる人もいるだろうし、ワンチャン外国人と付き合うことだってあり得るかな、なんて思ってます。