へなちょこ人間の独白

廉司という名前でtwitterを始めました。大学生のブログです。普段考えていることなどを書いています。

秋の戻り

最近は何故か日中の気温が10度台まで上がることが多く、秋が戻ってきたかのように感じられる。2,3週間前は雪まで降っていたのに、この気まぐれなアメリカの気候はきっとカルメンよりも扱いずらいと思う。いまだにそんなにたくさん飛べない日々は続いているのだけど。。。

 

昨日は映画、グリーンマイルを見た。3時間に渡る長編なのでいつ見ようかとタイミングをうかがっていたのだけど、ちょうど昨日は暇だったので見ることが出来た。1999年公開の古い映画だ。主演は僕のお気に入りのトムハンクスで、1935年のとある刑務所が舞台となっている。原作はスティーブンキングが書いた小説で、全くのフィクションなんだけど、それなりに重いファンタジーだ。

 

あらすじを書いておこうと思ったけど、そんなものはググれば出てくるので感想だけ書き記しておきたいと思う。映画の中で何度か泣きそうになったけど実際に涙は出てこなかった。でも人の死に直結した映画というか、死そのものをテーマにしているので中々に深いし、感動も出来たと思う。結構長いから集中力を保たせるのが大変だけど。

 

感想としては結構辛かった。終わり方があんまりハッピーじゃないというか、この世の悲しさとか生きづらさを結局どうにもできずに終わってしまうのでこういうのは観ていて本当に辛い。バッドエンドの物語は必要以上に感情移入してしまうので僕にはあまり向いていないのかもしれない。とにかく辛かった。

 

考えたこととしては、やっぱり自分は人の痛みにそれほど共感することのできない悲しい人間なんじゃないのかなということだ。物語に出てくる悪人のように、猟奇的に人を傷つけてしまうことだって今まで山のようにあっただろうし、これからだって誰かをズタズタに切り裂いてしまうかもしれない。自分でも自覚はあるけれど、僕の言葉は弓矢みたいに鋭くなっている。普通に過激だと思う。これは僕が僕の言葉の影響力をなるべく大きくしようとした結果であり、目的としては誰かを傷つけることよりも、世の中がいい方向に進んでほしいからこそ正確に話してる誰かの心を射抜きたいという願いに基づくんだけど、そんな僕の狙いは大抵の場合的を外れるらしい。

 

僕は正論で身を固めてしっかり狙って撃ってるつもりでも、ほとんどの人は痛みの方にばかり気を取られて話の本質に目を向けようとしない。だから、僕は極悪非道の暴言ばかりを吐く悪漢のようになってしまうのだ。でもだからと言ってジョークを言うような場合を除いて表面的なお話には意味がないと思ってるし、本質的な話をしようとしてる以上は誰かの心臓を狙って話そうとするのはしょうがないことだと思う。ていうのも誰かを傷つけることなしに世の中を変えられない自分の弱さとか甘えなのかもしれないけど。

 

僕は小学生の頃からほとんど殴られて育ってきたといっても過言ではないほど、幼少期の父の育て方は厳しかったと思う。それで多分、人間が何か変わるには痛みをもって学ばないと結局変わらないんじゃないかと、そういう思想になっているのだ。人間が優しく言って聞かせられただけでいい方向に変われるならこの世はだいぶましな社会になっていただろうし、、、笑

 

まあでもかたくなになって過激な発言を続けていても自分の方から変わらなかったら世の中の方も変わってくれないと思うのでなんとか努力はしてみようと思う。それではごきげんよう