へなちょこ人間の独白

廉司という名前でtwitterを始めました。大学生のブログです。普段考えていることなどを書いています。

コロナ シンニホン 未来

 

 

今日はある本の感想を書こうと思う。2018年の春から、職業的な修行のために19か月のアメリカ留学に行った。アメリカの中西部、カナダ国境付近の寒い、まさに田舎という場所で一年半、ひたすらに勉強と読書をして過ごした。

 

 

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

  • 作者:安宅和人
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

その時に読んだのがこの本だった。「これは勉強になる」と思う本に出会う度にそうするように、この本を教科書にして自分でノートを作り、普段の仕事や勉強に活かそうと必死だった。

 

kaz-ataka.hatenablog.com

 

著者の方のブログも拝読させていただき、アメリカ生活で与えられた膨大な時間を過ごす中でもいろいろなことを考えさせられた。

 

この本に出会ったきっかけはNCSの喜多さんという方が開いていたオンライン座談会のようなもので、喜多さん自身が紹介されていた。丁度外出自粛の日々でとにかく本を読むような時期だったので迷わず購入・読破した。

 

「AIという大きな存在が台頭し始めている今、未来のテクノロジーに対する知識なしに未来を生き抜くことはあり得ない」という中学生ぐらいから抱いている信条をもとに、AIやテクノロジーに関する本を何冊も読んできたが、この本でようやく現実的な未来をイメージ出来たような気がする。今までの本にはAIという存在やシンギュラリティに関する本が多かったと思うが、シンギュラリティによって世界は激変するというような劇的すぎるシナリオの本が多く、納得感はなかった。

 

ちょっと自分がこの記事で何が書きたいのか分からなくなってきたところだが、とにかくみんなにこの本を読んでほしい。中田敦彦youtube大学でも紹介されているので本を読むのが嫌いな人は参考にしてみるといいと思う。

 


【シン・ニホン①】〜アフターコロナの日本はもう一度立ち上がれる〜

 

特に、日本の予算配分について未来への投資が少なすぎるというデータを見てかなり驚いた。「院生に人権はない」とか「日本で研究職をやるのはほぼ無理」という話は何度か聞いたことがあったが数字で見たら一目瞭然だった。そんなことも知らずに、(=今の現状も知らずに)予算配分を決める人たち=国会議員を選んでいたのかと思うとびっくり仰天である。まあ、実際に国を動かしているのは官僚の方々だろうけど。

 

とにかく大学生のみんなはこの本を読もう。そんで、未来について真剣に考えよう。自分がどんな社会で生きていきたいのか、自分の子供にどんな未来を残したいのか。そういうことを考えるきっかけに、とてもいい本だと思う。