へなちょこ人間の独白

廉司という名前でtwitterを始めました。大学生のブログです。普段考えていることなどを書いています。

【第一回映画の感想】ビリギャルを見たらちょっと泣いた

今日は週末なので朝からベッドの上でyoutubeを見れる時間をじっくりと味わい、いつも通りに身だしなみを整えて買い物に出かけた。ここにきてアメリカの食べ物をもう少し試してみようということで普段は買わないようなものを買ってお昼に食べてみたけどあんまり口に合わなかった笑 コンビニスイーツみたいな感覚でwalmartに売っていたティラミスのようなものを買ってみたけど本当に甘すぎて半分くらい食べたところでギブアップしてしまった。甘党を自称しているけれど甘すぎるものはしんどい・・・

 

この前、連日の知識の詰め込みでさすがに脳みそがパンパンになってきたので勉強をしなかった日に久しぶりtにprime videoで映画を見た。

 


映画「ビリギャル」【TBSオンデマンド】

 

何年か前に公開されてそのころはまあまあ流行っていた記憶があるのだが、見たことはなかった。自分も高校受験と大学受験をやっていて、偏差値は70くらいのバリバリの受験戦士だったのでずっと見たいと思っていた。海外に居てもVPNさえ繋げば昔の日本の映画がタダ同然で見れるのだから有難い。

 

ざっくりとしたあらすじを書いておくと、小学校では周りに馴染めなかった女の子が大学までエスカレーターで繋がっている中学受験をし、高校二年の夏まで一切勉強をせずに遊んで暮らす。そんな中たばこを吸っていることが学校にばれて停学処分となり、母親に大学受験を勧められて個別塾への通学を始め、勉強に邁進し最後は慶応大学に合格するというサクセスストーリーである。

 

結論から言うと、結構感動した。月並みな感想ではあるが本当にいい映画だと思った。というわけで、僕はこの作品を素晴らしいと思いこの作品を肯定する立場でここからの詳しい感想を書いていこうと思う。

 

まず、一番のいいところは大学受験という現代において人生をある程度決めてしまうといっても過言ではないような戦場において、どれだけビリからスタートしたとしても気合と根性さえあれば成功は掴めるということを教えてくれている点である。しかもノンフィクションらしいからこれまた夢がある。本当に成功を掴めるのは一握りの人かもしれないけれど多くの人に「私もワンチャンあるかも」と思わせられるだけでこの作品は素晴らしいと思う。

 

高校受験、大学受験と戦ってきた僕にとっては主人公であるさやかちゃんの生き様も大きく共感できる部分があった。友達と遊びに行くときでさえ勉強道具を持ち歩きカラオケでも友達の歌を聴きながら勉強、塾には一番乗りで来て一番最後に帰る、家の壁にびっしりと張られた紙、、、その全てが受験の何たるかを表していると思うし受験とはそういうものだったと思う。

 

タイトルに書いた泣いた部分というのは、さやかが受験の苦しみの真っただ中で塾に通うことをやめてしまうシーンである。仲良しだった友達とも遊ばず(大学までのエスカレーター校に通っているので他の同級生は遊んでいる)、おしゃれも我慢して地味な格好になり、睡眠時間も削ってとにかく勉強をする、そんな辛い修行の日々を送っているのにも関わらず結果が出ない。こういう「頑張っているのに結果が出ない」時の辛さは尋常じゃない。特に受験というのは孤独な戦いだし、自分の人生を懸けて戦わなけばならないため将来への不安も圧し掛かってくる。高い塾代を払ってくれている両親への恩もある。身の回りのすべてが自分を押しつぶそうとしているような毎日なのである。

 

僕も今は試験前で毎日大学に通って勉強しているが、試験で失敗できないというプレッシャーは勿論あるし、何より勉強は孤独である。僕の次の試験はかなり大きなものなのでかかる重圧もそれなりにあり、そんな自分とさやかを重ねて涙がちょっぴり出てきてしまった。

 

特に泣けるのがそんな辛い状況の中でも「やっぱり頑張る」ことをさやかが選ぶ場面である。そう、この人生という戦いにおいて「逃げることは出来ない」し「どんなに辛くてもやっぱり頑張る」ことをしなければいけないのである。自分が大きな理想を持っていればその理想が大きいほど大きな苦しみに直面するけど、這い蹲ってでもその苦しみを耐え抜かないといけない。なぜなら、それが自分の望んだことだから。自分で選んで苦しい方の道を選んだから。そして、それを応援してくれるたくさんの人たちがいるから。

 

単純に笑えるyoutubeも良いけど、たまにはこういう映画をみて涙を流すのも悪くはないなと思ったり。それではまた明日。