冷たい空気が好きなの

こういう緯度が高めの内陸地では9月からはもう寒いらしい。そこへ向けたウォーミングアップはもう始まっていて、この前の朝は一桁台だったらしい。その時の空気を吸い込んだ時の幸せな感じといったらありゃしなかった。冷たい空気大好き。なんでかわかんないけど、あの乾いた、済んだ、ひんやりしてちょっと冷酷なあの空気が世の中で一番好きな空気である。

たぶんそもそも冬が好きっていうのはある。今でも十分若いけど、もっと小さいとき、冬ほど好きな季節はなかった。12月にはクリスマス。1月にはお正月。2月には誕生日。月一でビッグなプレゼントがもらえるなんて最高じゃないか。中学生くらいからは全部現金になってたけど。

それに加えて、冬はギャップ萌えの季節なのだ。寒い中でオサレをしてあったかい服を着る。アツアツの鍋を食べる。ホカホカのお風呂に入る。ぬくぬくのお布団に抱きしめてもらう。女の子と手をつなぐ。女の子の体温を感じる。全部冷たい空気が裏方に回って最高の舞台を作ってくれているようなものだ。

余談だけど、気温が下がり始める時期のひんやりした空気にほのかに香る金木犀もいいよね。冬は全体的に夏とくらべていい匂いしか嗅がない気がする。僕はにおいフェチの気もあるので冬が好きなのかも。

そんなこんなで冬が好きな自分だけど、この冬ばかりは乗り切れるか不安である。零下40度の文字通りシビアな寒さが予想されているわけだけど、多分僕が楽しめる範囲の空気の冷たさなんてものは無くて、きっとただただ痛いだけなんだろうな、なんて考えている。今目の前で開けっ放しになっている窓も冬の間は一度も開かないのだろうか、、、

そんなこんなで八月も数日が終わってしまいましたがそろそろ自家用操縦士の審査が目前に差し迫ってまいりました。心してかかろう。その先には事業用が待っているわけだけど、パイロットとしても、もっと大きく仕事人としても、人にお金をもらえるような人間になれるように成長していきたい限りでございます。それではおやすみなさい。