へなちょこ人間の独白

廉司という名前でtwitterを始めました。大学生のブログです。普段考えていることなどを書いています。

審査

また気づけば一週間も更新しなかった。外は冬の天気が戻りき始めててまたしみったれの雲が垂れこめてきてる。いまでは雨まで降っている始末で、また当分飛べない天気が続くのかと思うと億劫である。まあでも明日は予報的には晴れるはずなので予報とお天道様を信じたいと思う。

 

さてさて、またやってまいりました。試験のフライト。今まで4回くらいやってきたけど毎回毎回この緊張感と戦わさせられるのはしんどい。パイロットの宿命だからしょうがないけど。この審査のたびになんでパイロットになろうと思ったんだろうと思ってしまうけど終わったときの解放感はひとしおなのだ。

 

まあ一応書いておくけどパイロットと定期的なフライトの試験は切っても切り離せない。パイロットは定年退職を迎えるまで、ほんの少しも怠ることなく、自分の腕を磨き上げて自信をもってお客様を空の旅にお連れする準備が出来ていないといけないのだ。会社としても国としてもそれは絶対に確認しなければいけないのですべてのパイロットは1年に一回、毎年毎年試験を受けて自分の実力を世に証明できなければいけない。

 

審査はその人の人間が全部出るといっても過言ではない気がする。どれだけ準備してきたか、日々のフライトをどれだけ大切に飛んでいるか、熟練した試験官から見たらわかっちゃうんだと思う。

 

で、毎回の審査のたびに痛感するのが自分を支えてくれる人の存在のありがたさである。両親、おばあちゃんをはじめとして遠く離れた日本から本当にたくさんの支援をしてもらっていると思う。なんだかんだこうしてステップアップしながら新しい審査に挑戦していけるのはありがたいことだし、誰しもが経験させてもらえることじゃない。審査は本当に嫌だし出来ることなら受けたくないけど、でも審査を通してのみ、自分の実力を世に証明することが出来るし、日々の頑張りをみんなに認めてもらうことが出来るのである。

 

こういういくつもの壁を超えた人だけがパイロットに慣れるからこそ、僕が小さいころからあこがれていたパイロットはあんなにも格好良く、命を預けるに値する安心感を具えているのだと思う。そんなパイロットになりたかったんだからこういう試練をいちいち与えられるのはしょうがないし、正しい道を歩めている証拠でもある。だんだんポジティブになってきた。

 

いくら頭で考えてもしょうがないし、あんまり根を詰めすぎるとよくないので、以上のことは全部忘れて、気楽に飛んで来ようと思います。プレッシャーを上手に受け流して自分の得意な勝負にもっていくのも大事なパイロットのスキルです。いい機会だと思って、気楽に、楽しんで来ようと思います。いつも応援してくれる皆々様に感謝です。