へなちょこ人間の独白

廉司という名前でtwitterを始めました。大学生のブログです。普段考えていることなどを書いています。

なぜ男優さんにイケメンが少ないのか

今日は久々に気温がぶり返してちょっと暑い一日だった。こっちの涼しい夏は物足りないというか、暑くて息苦しいくらいの東京の夏が好きだとか思っていたけど撤回します。やっぱり涼しい方が全然いい。No more 熱帯夜。

 

今日はなんでAV男優にイケメンが少ないのか、もっと言えばかなり汚いおっさんが多いのかを考えてみようと思う。それとは対照的に、二次元作品であるエロ漫画の類ではフツメンからイケメンに分類される容姿の男が出てくるのも興味深い考察ポイントであるように思う。

 

これに関する意見は何通りか考えることが出来て、まず一つは「清純で清らかな女子が汚いおっさんに犯される」というところに制作者がエロスを見出しているパターンである。まあその気持ちも分からなくはないが、果たして映像としての美しさを追求するという方法もあったんじゃないかと思う。この根底に女性は汚される側、男性が汚す側という古くからの固定観念が隠されていることも見逃してはいけない。

 

次に、「男優とは視聴者が自分を重ねるものであり、AVを見てヌイているような男は汚いおっさんに違いないので自己投影しやすいように汚いおっさんにしてある」という説が挙げられる。私個人としてはこの線がやはり濃厚なのではないかと思う。ある程度容姿が優れているような人はいい年になれば生身の女性と性交渉をするだろうし、となるとAVがマーケティングのターゲットとして狙うべきボリュームゾーンは汚いおっさんという層なのかもしれない。

 

はたまた、「AVの企画として映像化されるような嗜好性は歪んだものであるため、汚いおっさんの方がその世界観に馴染みやすい」という意見を言うものも在るだろう。確かに、映像作品として世に出回るのはノーマルよりもアブノーマルな作品な方が多く、逆に言えば普段実現できないような我々の願いを叶えて映像にしてくれるのがAVなわけであるが、となると綺麗な青年が歪んだ性癖を味わい尽くすというのはやはりミスマッチになってしまうのかもしれない。

 

しかし、結局のところ私が主張したいのは世間一般として「男性の性欲は汚いもの」という暗黙の合意のようなものが「綺麗な女性を犯す汚いおっさん」という図式に顕れているのではないかと思う。こういうことに少年の頃から敏感に気付いてしまったからこそ性欲は抑えてしかるべきみたいな考えが自分の中に根強くあるのかもしれない。もちろん、女性を大切に扱うことは本当に大事だし、強姦とかのない優しい世界になってほしいという願いは変わらないけど。

 

男も女も良い暮らしの出来る社会になってほしい。