へなちょこ人間の独白

廉司という名前でtwitterを始めました。大学生のブログです。普段考えていることなどを書いています。

掃除。心を磨く

今日はちょこっと掃除をした。我が家の階段を一段一段磨き、玄関の埃という埃にご退場頂いた。久々にいい運動にもなったし、目に見えて家が綺麗になるのはやはり気持ちのいいものである。その辺に放置されているごみを捨て、あるべきものを在るべき場所へ還す。乱雑になっていた空間が秩序を取り戻していく。掃除とは、「かく在るべき」という、空間のアイデンティティのようなものを取り戻してあげる作業なのかもしれない。

 

塵を掃き、掃除機で床を撫でれば簡便的な掃除と言えるが、自分の掃除はもう少し頑張ることにしている。そもそも、潜在的な汚れが溜まっていくのは隅々であるため、隅々に目を凝らさなければ意味が無い。掃除機のヘッドが届かない角や、よく見ると一段高くなっているような場所に細かいゴミが堆積されている。そういう奴らを見つけ出して綺麗にするのが楽しい。

 

作業自体は単純だが、そういう目を持ってやらないと小さい汚れには気付かないものである。「誰にでも出来ることを、誰にも出来ないクオリティでやる」というのが私の心情であるというのは昔記事にしたかもしれないが、そういうことなのである。そもそも、自分は不器用な人間なのでわかりやすい超人的なことは出来ない。そういうセンスに恵まれてないと言って良いと思う。しかし、誰にでも出来ることを突き詰めていけばそれは誰にも出来ない仕事になっていく。ここで私が戦場にしているのは「丁寧さ」や、「真面目さ」といった部分である。準備を徹底的にして、とにかく気を遣う。それだけで他の人が生み出せない価値を生み出せたりする。

 

コロナの所為で、社会全体が混乱しているなと感じるのは自分だけではないと思う。閉塞感、停滞感、不安感、先行きの見通せなさ。コロナであってもなくても、人生にはそういう時期が往々にしてやってくるんだと思う。こういう時に出来ることは「ただただ丁寧に暮らすこと」だと思う。掃除をして、ご飯を食べて、眠る。それをひたすら繰り返す。頑張れないときはただただそうやって「生きて」いつか運が巡ってくるのを待てばいいんじゃないだろうか。頑張ろう日本、および世界。